
万博で体験する
“何もしない”60分
呼吸する休憩所#14
2025.11.5
#呼吸と休憩
#呼吸する休憩所
「休んでいるつもり」なのに、頭の中は仕事や明日の予定でいっぱい…。
そんな日常から離れるきっかけとして、大阪・関西万博の「よしもと waraii myraii 館」で特別開催されたのが「ぼーっとする大会in大阪・関西万博よしもとwaraii myraii館」です!
これまで各国で話題を呼んできた大会ですが、万博という国際的な舞台での実施は今回が初めて。笑いの文化と最先端の展示が集まる空間の中で、“何もしない”ことの意味を見つめ直す特別な機会となりました。
会場では、思い思いのスタイルでぼんやりと過ごす参加者の傍らで、サポートアイテムとしてfufulyも活躍してきました! 今回は、そんな万博ならではのユニークかつ奥深い“休憩体験”の様子をお届けします!
大阪万博であえて“何もしない”60分
「ぼーっとする大会」は、2014年に韓国で始まった人気イベント。
独自のコンセプトから世界で話題を呼び、日本や海外でも開催されてきました。
ルールはシンプル。90分間、いかに“何もしない”で過ごせるかを競います!
※今回は特別ルールとして60分間で実施。
今回は大阪万博という大規模イベントの会場で、さらにお笑い芸人による“笑いの誘惑”を受けながら挑戦するという逆説的な舞台設定が、多くの注目を集めました!
順位は観客による「芸術点」と心拍数の安定度で競う「技術点」の合計で決定。会場には、カレンダーを体に貼り付けた参加者や、公務員や銀行員の制服姿で挑むコンビなど、個性豊かな挑戦者が集まりました。



競技が盛り上がる中、お助けアイテムとして登場したのがfufuly。事前に配布された黄色いカードを提示すれば、fufulyを使用することができます。一定のリズムで、fufulyがふくらんだり縮んだりすることで、より深い“ぼーっとする体験”を支えました!


お笑い芸人たちと過ごす「ぼーっとする時間」
大会の発起人・ウップスヤン氏の合図で、競技がスタート!参加者は屋外の定位置に座り、一点を見つめたり、目を閉じたりと、それぞれのスタイルで“何もしない”ことに集中していきます。
さらに今回は、サプライズゲストも続々と登場!人気キャラクター「リラックマ」が参加者の間に現れましたが、動きが大きすぎて開始わずか10分で退場となる事態に!会場からは思わず笑い声があがりました。

続いて特別ゲストとして「サバンナ」の八木真澄さんも登場。M-1にまつわるエピソードトークや将来への不安を煽るジョーク、“世界一細いグー”の披露などで参加者の集中を揺さぶります。さらに、参加者の中にいたNHKアナウンサーをターゲットに、早口言葉の連発という“攻撃”を仕掛け、会場全体を沸かせました。

こうしたユーモアあふれる“妨害”が加わることで、ただの静かな大会ではなく、万博らしいエンターテインメントと「休憩」の融合イベントに。観客も一体となって盛り上がり、通常の「ぼーっとする大会」とはひと味違う、特別な体験となりました!


忙しい日々にこそ“ぼーっとする”時間を
大会終了後、fufulyを抱えていた参加者の方々に感想を聞きました!

「日々の忙しい仕事から解放されたくて参加しました。最初は緊張したんですが、次第にぼーっとできて、さらにクッションがあったおかげですごい安心感があったというか、リラックスを促してくれました。もし次回大会があれば、今度は優勝したいです」
「クッションが動くことに最初は驚いたものの、クッションに合わせて呼吸のリズムが整っていくのですごく心地よく、一瞬で時が過ぎるぐらい無心になれました。お笑い芸人さんの声もBGMみたいな感覚で頭に入ってそのまま出ていき、とても集中できたと感じます。すごい癒されたし、頭もクリアになり、参加前後の自分の顔があきらかに変わったと思います」
「お笑い芸人さんの声だけが聞こえる状況や心拍数を測られるときに意識してしまい、ぼーっとすることって難しいんだなって痛感しました。それに、考えごとやお昼ご飯のことが頭の中を巡ってきましたが、しばらく経つとようやくぼーっとできてきて、終わった後はスッキリしました。日常でもこういう機会を意識的に持ちたいです」

大阪万博という特別な舞台で実施された「ぼーっとする大会」は、“休むこと”そのものの意味を改めて問い直す試みとなりました!情報にあふれ、常に効率を求められる現代社会において、何もしない時間が心と体をリセットしてくれることは、これまで以上に価値を持つのではないでしょうか。
“何もしない”時間がもたらす新しい余白を、ぜひ日常生活の中でも取り入れてみてください。








