書店で出合う休憩体験。 『ちょっと、ひといき展』開催
ちょっと、ひといき展#1
2025.12.25
#呼吸と休憩
#インタビュー
便利なはずの世の中なのに、気づけばいつも「がんばるモード」のまま——。 立ち止まって、ゆっくりと“ひといき”つくことが、以前よりも難しくなっていませんか? そんな現代の「がんばりすぎてしまう日常」に、そっと“ひといき”を届けてくれる 体験型の企画展『ちょっと、ひといき展』が誕生しました! <開催期間:2025年12月5日(金)~2026年1月12日(月・祝)>
会場は、東京・虎ノ門ヒルズにある新スタイルの書店「magmabooks」。 同店を運営する丸善ジュンク堂書店と、JTのコーポレートR&D組織D-LABのコラボによって生まれた本企画展は、仕事や日常の中で感じる“おつかれ”がテーマ。 共感したりクスッと笑えたり、“おつかれ”な自分を労える展示と体験が待っています。 今回は、丸善ジュンク堂書店 執行役員の工藤淳也さんとJT D-LAB/BREATHER株式会社 取締役CMOの宮大史さんに、『ちょっと、ひといき展』の内容と開催に向けた想いを伺いました。
『ちょっと、ひといき展』とは?
「magmabooks」は“知は熱いうちに打て”をコンセプトに、読書前・読書中・読書後までの体験をシームレスにつなぐ新スタイルの書店です。本を選ぶ時間だけでなく、読書の前後に生まれる「知の創造」までをデザインしている点が特徴。 店内には読書や作業に集中できる〈FOCUS〉と、思考を緩和できる〈CALM〉、二つのゾーンからなるラウンジ「magmalounge」が併設されています。 今回の『ちょっと、ひといき展』では、〈FOCUS〉ゾーンで、スピード休息アイマスク「Relaxonic Cover(リラクソニック カバー)」を、〈CALM〉ゾーンでは呼吸するクッション「fufuly(フフリー)」を体験できます。 どちらも“ひといき”の休憩効果を最大限に引き出してくれる心強いアイテムです! さらに、“ひといき”に欠かせない「呼吸」をテーマにしたトークセッションの開催や、現代人の“あるある”をユーモラスに描く人気クリエイター・山田全自動さんによる特別展示『ちょっと、ひといき展 〜山田全自動のみんな頑張ってるでござる』など、仕事や日常生活のなかで感じる“おつかれさま”をテーマに様々な展示を展開。
「これは私だ!」「わかる!」と共感したり、普段スルーしていた自分の“おつかれ”に気づいたり、クスッと笑えたりすることで、“ひといき”できる時間を届けています。
なぜ書店でのイベント開催に至ったのか?
今回、なぜ丸善ジュンク堂書店とJT D-LABという異なるフィールドの両者がタッグを組んだのでしょうか?その背景には、「心の豊かさ」に対する共通の想いがあったそうです。
工藤さん「ここ『magmabooks』は、ただ本を売る場所というより、“心の豊かさ”につながる時間を届けることを願ってオープンした書店です。忙しい日常の中で、自分を取り戻せる余白をつくるのが、本や読書の役割だと考えていて。こうした思いから『集中と緩和』を体現する、新スタイルの書店体験を提供しています」 宮さん「JT D-LABは、“まだ見ぬ心の豊かさ”をキーワードに、普段見過ごされがちな呼吸・休憩領域に注目、『fufuly』や『Relaxonic Cover』など休憩価値を高めるプロダクトの開発を行っています。特に現代のビジネスパーソンは、仕事と休憩をきちんと切り分けるのが苦手。気づかないうちに“がんばりっぱなし”になってしまいがちです。だからこそ、深い呼吸や質のよい休憩の価値に、あらためて光を当てたいと考えています」
両者が「心の豊かさ」を見つめる中で感じていたのは、「現代人は休憩しているつもりになっていて、本質的な休憩ができていない」という現状でした。
『ちょっと、ひといき展』で本物の休憩体験を
『ちょっと、ひといき展』は、見て体験して終わりではなく、私たちに休憩や呼吸といった、“ひといき”の価値をあらためて思い出させてくれる企画展です。 工藤さん「共通の想いを知り、一緒に何ができるだろうかと考えた時に、JT D-LABさんのプロダクトをmagmaloungeで体験していただきたいと思いました。magmaloungeは音や照明にもこだわっており、五感を研ぎ澄ませられる場所です。この空間の中で『fufuly』や『Relaxonic Cover』は触覚や聴覚を心地よく刺激して、“おつかれ”をそっと癒やしてくれます。虎ノ門という忙しないビジネス街だからこそ、その価値をより体感いただけるのではないでしょうか」
宮さん「プロダクトだけで、休憩や呼吸の大切さを伝えていくのは難しいですが、そこに空間コンセプトや空間デザインが加わると、その価値はぐっと伝わりやすくなる。例えば、CALMゾーンに入る前と後では、体感がまったく違うはずです。休憩時間にコンビニに行ったり、メイク直しをしたり——そうした行動が“休憩のつもり”になっていることも多いと思いますが、それは本当の休憩とは少し違う。仕事と休憩をしっかりと切り分けることが必要です。この場所が、休憩の概念を本質から見直せるきっかけになることを期待しています」 どんな人に、このイベントに来てほしいですか? 工藤さん「特にビジネスパーソンの方にお越しいただきたいですね。展示や休憩体験に共感し、まずは『自分も疲れているのかも。普段きちんと休憩しているかな?』と、気づいて帰っていただけたらうれしく思います」
“ひといき”は、忙しい毎日を整える小さな習慣。 この企画展が、みなさんにとって休憩を上手に取り入れて自分のペースを取り戻すきっかけとなるかもしれません。 『ちょっと、ひといき展』は、2026年1月12日(月・祝)まで開催中です。 気づかないうちにがんばりすぎている日が続いていたら、 ぜひ書店で“ひといき”してみませんか?