明日の健康をつくるのは、 適度な運動と休憩中の呼吸
川嶋先生インタビュー#2
2024.1.30
#川嶋朗
#インタビュー
#呼吸と休憩
#統合医療
いろいろな専門家に話を聞きながら、 休憩について研究していくシリーズの第4弾。 今回は統合医療の第一人者、川嶋朗さん! タダ!だけど奥が深い。「呼吸」の世界について教えていただきました。 みなさんも休憩に「呼吸」、取り入れてみませんか?
リード文 QKさん
QKさん
ここまでのお話を聞いて、再確認できました。呼吸ってやっぱり、大事なんですね...。
川嶋さん
人間は、吐いて生まれて、吸って死にますからね。
QKさん
吐いて生まれて吸って死ぬ...?
川嶋さん
生まれたときはオギャーと泣く=息を吐くでしょう?そして死ぬ時は息を引き取るという。「呼」にはじまって、「吸」で終わるんです。
QKさん
本当だ!すごい...!そういえば、年齢って呼吸や自律神経と関係あるのでしょうか?
川嶋さん
ありますよ。自律神経をスイッチさせるにもエネルギーは必要ですから、歳を重ねれば重ねるほど、にぶくはなっていきますよね。
QKさん
えっ。どうすればいいんですか...?
川嶋さん
正直トレーニングできることにはできますよ。刺激を与えたり、心を落ち着かせたり。呼吸は簡単にできる一つの方法ですよね。
QKさん
運動なんかも...?
川嶋さん
そうですね。でも「しすぎ」はこわい。長生きのためには「適度な」運動は必要ですが、しすぎは逆に寿命を縮めることになりかねません。
QKさん
えっっっ!そうなんですか!すればするほどいいのかと思ってました...。
川嶋さん
もちろん激しい運動をすることを否定してはいけませんよ笑 それによってみんなに感動を与えてくれる人やそれを生きがいにしている人もいますからね。それはそういう人たちの生き方であって。一般論として、健康的に長生きしたかったら、適度な運動がよいという話です。
QKさん
それもまた自分の生き方ということですね...!つい盛り上がって話がどんどん運動の方に...。ちょっとここで休憩と呼吸の話に戻させてください笑
川嶋さん
はい笑
QKさん
単刀直入に聞きますが、やっぱり休憩中には意識的に呼吸をするのがよさそうでしょうか...?
川嶋さん
はい笑笑
QKさん
そうですよね笑笑 ちなみに先生ご自身の休憩時間はどんな感じなんですか?
川嶋さん
総じて負荷をとってあげている感じですね。呼吸はもちろんですが、家にいるときは音楽を聞いたり、テレビを観たり、本を読んだり、様々ですよ。
QKさん
とても充実していますね!ぼくはついスマホを触っちゃうな...。これはあまりよくないのでしょうか?
川嶋さん
よくない気がしますね、それは。常に緊張状態にあるわけですしね。ただ、負荷がかかっている状態から解放される、というのを休憩と言うのなら、スマホを見ることも休憩になってしまう気もしますが...。
QKさん
目的が何かによるということですね。
川嶋さん
食事の時間だって、休憩と言えるかもしれない。人間って、無意識に各々で必要な休憩は取っているんでしょうね。
QKさん
でも忙しいときって、オンオフの切り替えが難しいんですよね。休まなきゃと思ってはいても、休憩中にもつい仕事のこと考えちゃったり...。
川嶋さん
そういうときこそ呼吸の出番です笑 意識的に呼吸を取り入れてからだを落ち着かせるのはとてもいいですよね。
QKさん
目的によって休憩の仕方はちがったり、自分にあった方法があるってことがわかりました〜。 そのなかでも、だれでも気軽に、意識すればすぐにできる呼吸のすごさも、お話しを聞いていてすごく実感しました!! つぎの回では、わたしたちが作ったfufulyについてお聞きしたいと思います〜!!
川嶋 朗 プロフィール写真
プロフィール
神奈川歯科大学大学院統合医療学講座 特任教授
統合医療SDMクリニック 院長
川嶋 朗